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2019年6月

毛勝三山縦走(毛勝山、釜谷山、猫又山)  2019年5月4日(土)

毛勝三山縦走(毛勝山、釜谷山、猫又山)  2019年5月4日(土)

P5040076
(釜谷山、猫又山、その奥に劔岳)
 
毛勝山南峰より、釜谷山、猫又山、剱岳)

天気) 快晴
メンバー) 自分、その他1名
装備) アイゼン、ピッケル、ウィペット
所要時間) 13時間17分(1:34~14:52)
距離) 25.1km

コース)
南又林道入口1:34 → 毛勝谷口2:38 → 板菱3:43 → ボーサマのコ
ル7:25 →
毛勝山北峰8:06 → ボーサマのコル8:39 → 毛勝山南峰8:42 →
釜谷山9:26 → 猫又山10:32 → 猫又谷コル10:58 → 
発電所13:49 → 南又林道入口14:50

ヤマレコ) https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1830122.html

Map2

今回は、昨年できなかった毛勝三山縦走を一日で踏破する計画を実行した。
このコースは晴天時に行きたかったので、GWの気候条件を探りながら
実行日を設定した。
また、若手のK君も同行のリクエストがあったので一緒に行くことになった。
ここしばらくは山スキーが主体だったが、今回はアイゼンとピッケルで長距離を歩くこ
とになる。
今日の作戦は、猫又谷下降点まで慎重に進み、あとは猫又谷を気力で通過するつもりで
あった。

当日は睡眠1時間程度だが熟睡感があったので問題ないだろう。
K君と0時に待ち合わせ、登山口に向かう。
連休中で夜の国道の通行量はいつもより多い。
国道8号線から北陸道魚津インダー前を過ぎ、片貝川沿いを遡る。
林道東又線と南又線の合流点付近に車を停めて準備した。
空は満天の星空、ここはただでさえ暗いので、さらに星が良く見えた。
予定より早く着いたが、1:30、ヘッドライトを点けて登山開始。

P5040001    
(発電所を過ぎると通行止め)

まずは毛勝谷入口まで林道東又線を徒歩で歩く。
僧ヶ岳登山口を過ぎ右折し橋を渡る。ここから毛勝谷だ。
暫く林道を上がってゆくと残雪が現れる。
次第に道跡が少なくなる。GPSを見ながら進むが微妙に道をそらしてしまう。
都度、ルート修正する。闇夜では方向確認を細やかにする必要がある。
右岸から左岸へ堰堤を渡ると一面雪の世界。ここでチェーンスパイクを付ける。
いよいよ雪の世界へ突入。
積雪量は昨年よりも断然多い。堰堤の通過は雪付きが良く問題ない。
こんなに雪が多いと方向感覚が鈍る。やはりGPSが頼りだ。
堰堤と次々と現れるが、最終堰堤まで長かった。
板菱に3:43到着。軽く食事をするが、まだ暗い。
板菱を過ぎるとデブリが多く、大きな段差などできている。
そこを乗り越え先に進む。大明神沢との分岐を左へ。
やがて空が明るくなってきた。
毛勝谷の全容が見えるようになると次第に勾配が増してくる。
急登部になる前に12本爪アイゼンを付ける。
早い時間帯でも小さな石の落石あり。
狙い通り、雪は適度に締っている。
登山者が多かったようでステップがあり、雪も締まっていて登りやすかった。
やや右手よりの縦溝周辺のステップをたどる。

P5040020
(毛勝谷の急登 いつも力不足を痛感)

途中で休む予定であったがそのままコルまで登ることにしたが、
手前で疲れが出てスローダウンしてしまった。
ボーサマのコルに8:39に到着。釜谷山、猫又山、剣岳、
後立山連邦の景観が広がる
。背後には越中駒ヶ岳、僧ヶ岳が見える。

P5040025
(ボーサマのコルから越中駒ケ岳、僧ヶ岳を見る)

ボーサマのコルにザックを置いて毛勝山北峰をピストン。
K君の知らせで釜谷山の方に登山者が数名進んでいるのが分かった。
おそらく毛勝山でキャンプした人達だろう。
こちらも毛勝山南峰を超えて釜谷山へ向かう。
無風快晴の好条件で通過。
釜谷山まで雪の稜線歩きだ。

P5040099 
(釜谷山と剱岳)

東側に雪庇が発達しているので、西側を歩く。
阿部木谷の登りはまだ疲れが残り脚が重い。
次第に大明神山の稜線も良く見えてきた。
釜谷山 9:26到着。意外に早かった。

P5040096
(釜谷山山頂にて)

先行者は猫又山手前の稜線に見える。
ようやく半分の工程だ。
後は猫又山の下降点の状態が心配だった。
東芦見尾根も近づいてきた。
毛勝山では釜谷山から猫又山間は楽に見えたが、
釜谷山頂から眺めると、猫又山へは予想よりも下り、上りも長く見える。
写真を撮り南へ向かう。

P5040094
(釜谷山と毛勝山を振り返る)

気温も上昇してきた。ヘルメットに残雪を入れて歩くと気持ちがいい。
コルから登り返す。
猫又山の手前に短いが急登(雪の壁)がある。
噂にか聞いていたがステップがあったので問題ない。
条件が悪いときは苦戦しそうだ。

P5040103
(噂の壁 トレースがあり助かった)

釜谷山の登りは単調だが、猫又山の登りは変化が多く面白い。

P5040108
(釜谷山)

山頂が近づくと雪が無くなり、大岩の横を通過して、少し行ったところが山頂だ。
10:32 猫又山到着。剣岳が近い。
また、大日岳、奥大日岳の稜線も鮮明に眺めら
れる。
剱岳北方の眺めは圧巻である。
山頂で食料を口にして後半戦に備える。

P5040114
(猫又山山頂)

ここから尾根伝いに猫又谷下降点へ向かう。
剣岳を眺めながら快適な稜線歩きだ。

P5040124
(劔が圧倒的)

ちょっとした斜面を下りて切り返そうとしたら足が滑って滑り出す。
すぐに止まったが気を抜いていけない。
東芦見尾根に入って、10:58、下降地点に到着。
最初は緩やかだがやがて急になる。

P5040132
(エントリーポイント)

下から登って来る3名の登山者が見える。
雪を落下させないように慎重に下る。
谷間は日差しを遮るものが無いのでやたらと暑い。
最初の登山者は女性だった。次は二人組の男性。
急斜面でのすれ違いとなる。
二人組からは猫又山方面からの落石が多いので
東芦見尾根方面を下るようアドバイスがあった。
勾配が緩くなってきたが歩は緩めない。

P5040139
(真っすぐに伸びる猫又谷)

P5040141
(下ってきたルートを振り返る)

とにかく前に進む。猫又谷は真っ直ぐなので歩くと長く感じる。
左右の稜線にはまだ雪がたっぷりあり落石にも注意が必要だ。
猫又谷のクライムダウンはザラメだが踵の沈み込み量が少なく
慎重にアイゼンを聞かせ
ながら標高を落とす。思ったよりも下りにくい感触だ。
標高が緩くなったところで長袖を脱ぐ。
延々と雪渓の中を歩くので体力消耗、脱水には注意だ。
水流が見えてきたところで一息入れる。
川沿いになっても延々と左岸の雪道が続く。
休憩中の男性とすれ違う。今日は上部で一泊らしい。
下流の堰堤やスノーブリッジの情報を得られた。
すぐに最終堰堤が見える。最終堰堤越えは雪が切れていて総合格闘技になる。
枝を掴みながら何とか乗り越える。
また、何でもない所で雪にできた穴に落下、腰まで落ちたが事なきを得た。
林道に合流するあたりで先行者のトレースを追ったが途中で見失い
下り過ぎてしまった。その下流の堰堤の通過は困難、登り直して修正。
林道にスムーズに入ることがポイントだった。
雪の林道を黙々と歩く。スノーブリッジ一か所でてきたが、
話し程危険にはみえず、
そのまま通過。途中でアイゼンを外す。
ようやく舗装路に出る。道路はまだ未整備なので荒れ放題だ。
発電所を過ぎてもデブリなどが出てくるので気が抜けなかった。
ようやく新緑の舗装になり、
14:50 スタート地点に到着。お疲れ様でした。

P5040155
(ようやくゴール、よく歩きました)

毛勝谷の急登はいつもながら辛いものがあるが、
コルに乗り上げたときの感動がすべて
だろう。最後の最後で燃料不足によりスローダウンしてしまったが、
今回はまだ通過点
でしかない。釜谷山を越えると新鮮な景色が広がり、
猫又山では劔岳の光景が圧巻。猫又谷も独特の雰囲気があり
最後まで気を抜けない山行であった。
久しぶりの完全燃焼系山行でダイナミックな景色を堪能できた。


このあと、二回も猫又谷にスキーに行くとは夢にも浮かばなかった。

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